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企業研修のご担当者様とお話ししていると、こんな声をよく耳にします。

「その場ではうなずいて聞いてるけど、現場に戻ると変化が見られない」
「やって終わり。定着しない」
「学びが実務にどう活かされているのか、正直わからない…」
どれも、心の底から「なんとかしたい」と思っているからこそ出る言葉ですよね。

今回は、そうしたモヤモヤに寄り添いつつ、解決のヒントになる視点を3つご紹介します。

1. 「わかる」と「できる」は別モノ

研修中にうなずきながら話を聞いていた参加者が、実際の現場では行動に移さない。

それは「理解」と「実践」の間に、見えないギャップがあるからかもしれません。

たとえば、「傾聴が大事」とわかっていても、
・どんなタイミングで
・誰に対して
・どうやって実践するのか

この“リアルなシーン”までイメージできていなければ、行動にはつながりません。

研修中に、「実際の現場での実践場面」を疑似体験できるようにする。
つまり「実際にやってみる」体験の場を設けることで、「わかる」を「できる」へと近づけていけます。

2. 学びの“賞味期限”を延ばすには？

どれだけ良い内容の研修でも、「その日限り」で終わってしまってはもったいないですよね。

実は、人は“1週間で7割以上の記憶を失う”という研究結果もあります。

では、記憶に残し、行動に結びつけるにはどうすればいいか？

それは「思い出すきっかけ」や「行動を起こすスイッチ」をつくることです。

例えば…

1週間後に“実践してみてどうだった？”を共有する場を設ける
研修内容を“日常業務に関連づけて問い直す”ミニワークを入れる
成果や気づきをチーム内で「見える化」する
小さなことでも、継続的な「振り返りと再接続」が“定着”への一歩になります。

3. 現場の“空気”を、ちょっと変える

最後に見逃せないのが、研修で得た学びを「現場で使ってもいい」という空気感。

もし…
「そんなの研修でやったことだろ？」
「忙しいから新しいやり方はいらない」

そんな言葉が日常的に飛び交っていたら、せっかくの学びも引っ込んでしまいます。
だからこそ、研修の効果を高めるためには、「職場の文化」にも目を向けることが大切です。

上司が一言、「研修で習ったこと、試してみようよ」と声をかけるだけで、空気は変わります。

おわりに：答えはいつも現場の中にある

私たちは、研修が「現場で使える、日々の働き方が変わる」ものであってほしいと願っています。

そのためには、
・その場で終わらない「仕掛け」
・実務とつながる「意味づけ」
・現場の空気を変える「きっかけづくり」

これらが欠かせません。

もし、「もっと効果が出る研修にしたい」とお考えであれば、ぜひ一度、現場での“行動の変化”をゴールに据えてみてください。

一緒に、「やって終わり」の研修から脱却しませんか？

※参考：「もうこれで迷わない！効率的な会議の進め方とは？」（アドベンチャーリンク ブログ）
https://adventure--link.com/newsdetail?wgd=news-5&wgdo=sort-ASC