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2025.02.12 ブログ

体験型研修のメリット・デメリットって?

そもそも「体験型研修」って?


研修というものを大きく2つにわけると、体験・参加型と座学・講義型の2に分けることができます。
この2つがどう違うかというと、、、、

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体験・参加型研修=受講者同士が主体的に学び合う【集団】学習の場 

座学・講義型研修=参加者が講師から情報を獲得する【個人】学習の場
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座学・講義型研修は、知識や技術を持つ講師が一方方向でレクチャーする形式です。
前提として、講師が答えや考えを持っている。それらを教えることで参加者が「学習」した状態に変化するというものです。

この形式でいくと、極端な話、何万人という大人数にも対応可能ですが、学習のスタイルは「講師と受講者」という
1対1の【個人】学習という形になります。
イメージしやすのが、塾の集団授業や自動車の運転免許証の更新者講習です。

一方で、体験・参加型研修はというと。参加者同士の対話や協同作業を前提としたワークショップ形式の研修です。
講師は学習促進者(ファシリテーター)という役割で、参加者の同士の体験を通して、受講者の学習をサポートします。

体験・参加型研修の前提は、答えは一つではないというものです。
そのため、講師だけでなく参加者も自らの意見を示し、様々な考え方を共有します。
講師から何かの知識・スキルを教えてもらうというよりは、受講者同士の関わりの中から教え合い、
学びあうことで、自分なりの考えを探求し、自らの学びへ変えていくという流れになります。

現在、様々な体験型研修の種類があり、
体験を通してビジネスの仕組みを学べるボードゲーム、
登山やキャンプ、スキューバダイビングなど野外で行うもの、
プログラミングなどもあります。

 
ちなみにアドベンチャーリンクではアドベンチャー教育を用いた体験型研修を
企業、学校、スポーツチームなどの
「組織の関係性を作り深める」研修として提供しています。


体験型研修の3つのメリット


 ■体験から得る学びは一生忘れない。



私たちは普段から様々な体験をしています。例えば、スマートフォンを落とし画面が割れてしまう経験をしました。
そこから私たちは学びます。
落とさないようにどうすればいいのか、落とした時はどうすればいいのか。そして、そこから得た学びを日常生活で実践します。
落とさないようにポケットやカバンに入れる。スマートフォンの持ち方を変える。落とさないようにストラップをつけるなど。

これらのように、体験は私たちに様々なことを学ぶ機会を与えてくれています。
体験型研修では直接ではありませんが、、、、
普段の職場や仕事で活かせる経験や知識を体験から学ぶ機会を疑似的に作っていますもらっています。



 ■学習促進者(ファシリテーター)が引き出す問いの力



体験型研修の講師は受講者の学びを促す促進者として、研修の場へ臨みます。
決して、こうしたほうがいいなど強制的な指示を出すことはありません。(身体や心の安全が脅かされない限りは)
受講者をひたすらに観察し、学びが深まりそうな瞬間に質問などしながら働きかけ、さらなる学びの機会を生み出します。
この学習促進者の存在により、体験が「楽しい時間」で終るのか、「学びのある研修」になるのか大きな違いが生まれます。


 ■関係性が作られ、深まる 



体験型研修では参加者同士が関わる時間が非常に多いです。それは、受講者自身が体験し、考え話し合わなければ、課題が進まないからです。
参加者は主体的に研修に参画せざるを得なくなります。
参加者自身が、研修内容や活動への積極的に関わることで、参加者全体の関係性の向上にもつながってきます。
さらに、協同作業や話し合いを通して、参加者同士や講師に対する新密度も高まりやすいというメリットもあります。
これは、参加者同士の結束を強め、研修から現場に戻った後も密なやり取りが発生しやすいという観点からも見過ごせないメリットです。

 

体験型研修のデメリット


■体験に力があるからこそ。。。



先述の通り、体験学習には力があります。力があるからこそ、体験しただけで学んだと思ってしまいがちになります。
体験をすれば学びが生まれる。確かにそうです。
しかし、講師が受講者の様子を観察し論理的に分析、的確な体験の選択と、適度な働きかけ、
体験を深ぼる振り返りの場作りがあるからこそ、ただの体験が体験型研修へと進化していくのです。
体験型研修の質はファシリテーターの力量で決まるといっても過言ではありません。
逆にいえば、ファシリテーターの力量により、効果が安定しないのが体験型研修のデメリットです。


■座学研修に比べて、知識やスキルの獲得量が減る。



体験型は座学・講義型に比べて伝えられる情報量が減るというデメリットがあります。
体験型研修においては、参加者自身が個人で考える時間や、話し合う時間をとても重視します。
ゲームの体験をする、振り返りの対話をする。次のゲームへチャレンジする、というように進んでいきます。
その結果、講師がテキストから教えるなどの時間が無くなり、知識やスキルの獲得量、そのものは減ってしまいます

まとめ


何事にもメリット・デメリットがあります。
体験型研修のメリットやデメリットを踏まえて、現在抱える会社の課題の解決にはどちらの研修が効果的かを考えてくださいね。
具体的な知識・スキルを得たいのであれば、がっつりの体験型研修は向いていないと思います
一方で、知識・スキルではなく、組織や管理職・若手の関係性をぐっと変たいのであれば、体験型研修は向いています。
会社に所属するメンバーの成長へつながる研修を企画・実施していただければと思います。

アドベンチャーリンクの体験型研修はこちらからご覧ください
https://adventure--link.com/forcompanies


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