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2025.08.27 ブログ

よくしゃべるから良い職場? その先にある「組織崩壊」までの道のり

「うちの職場は、みんな仲がいい」
…本当にそうでしょうか?

「うちはよくしゃべる職場だから、雰囲気はいいよ」
「みんなでよく雑談してるし、和気あいあいとしてる」

こんな言葉を耳にすることがあります。

でも、その“しゃべる”は、信頼に基づく会話ですか?
それともただの“おしゃべり”ですか?

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🔹話してるのに、なぜかチームがバラバラに?

実際、こういうこともあります。

会議では笑いもあるし、盛り上がっている
雑談も多くて、にぎやかな職場
ランチも一緒に行くし、雰囲気は悪くない

だけど…

✓ 会議後に何も変わらない
✓ 決まったことが実行されない
✓ 本音や違和感が言えずに、空気が重い
✓ 誰かがミスしたとき、裏で責める空気がある

「仲が良いように見える職場ほど、深い問題が隠れている」
そんなケースを、私たちは何度も見てきました。

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🔸「会話が多い=心理的安全性がある」とは限らない

心理的安全性とは
「ここでは自分らしくいていい」
「間違いや違いを口にしても大丈夫」
と思える空気のこと。

でも、こんな状態はどうでしょう?

✓ 言いたいことはあるけど、“空気を読んで”黙る
✓ 強い人の意見に、周りが合わせてしまう
✓ 雑談は多いけど、建設的な議論はできない

それって、本当の意味で「安心できる場」でしょうか?

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👉よくしゃべる職場が“崩れていく”とき

表面だけの「仲の良さ」が続くと
次のようなサイクルが起こりがちです。

・ 課題に触れられない
 →「それって言っていいの?」と誰も本音を言わない

・ 責任が曖昧になる
 →「誰がやる?」が決まらないまま時間だけ過ぎる

・ 信頼が揺らぐ
 →「あの人、また言ってるだけじゃん」と陰口が増える

・ 表面的な関係だけが残る
 →意見がぶつからない代わりに、成長もしない

つまり、“話しているのに何も進まない”
そんな状態が続くことで、やがて組織の活力は失われていくのです。

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👉じゃあ、どうすれば「信頼ある会話」ができるの?

私たちは、体験型の研修や関係性デザインを通じて
「ただの会話」を「信頼の会話」に変えるお手伝いをしています。

そのポイントは、次の3つです。

① 本音が話せる“土台”をつくる
安心して話すには、前提として「自分を受け止めてもらえる感覚」が必要です。
そのために、性格や価値観を知り合うワークや、心のブレーキを外す体験を設計します。

② 役割や目的を“共有”する
「何を話すか」「何のために集まっているのか」を明確に。
雑談と議論の違いを、全員が理解しておくことが大切です。

③ 「違い」を歓迎する文化を育てる
意見が違うからこそ、視点が広がる。
「正しさの勝ち負け」ではなく、「対話による共創」を促します。

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おわりに:「しゃべれる」ことと「伝えられる」ことは違う

あなたの職場は、「よくしゃべる」だけになっていませんか?

✓ ミスを伝えられる空気があるか
✓ 意見を出した人が、否定されていないか
✓ 雑談と建設的な対話の“バランス”が取れているか

そこに“本当の関係性”があるかを、もう一度見つめ直してみてください。

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📩「空気はいいけど、前に進まない職場かも…」と感じた方は、お気軽にご相談ください。
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