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2025.09.25 ブログ

【知らなかったでは済まされない】人が“変わるタイミング”には順番がある?


「何度言っても、行動が変わらないんです」
「研修後はよかったと言っても、職場に戻ると何も変わらない…」
企業の経営者や人事担当者の方から、よくいただくご相談です。

でも、そもそも——
人は簡単に“変われない”ものだとしたら
変わるためにはどんな“段階”があるのでしょうか?

今回は、組織開発の現場でも活用されている
「行動変容ステージモデル(Transtheoretical Model)」をご紹介します。


🔶 行動には“5つのステージ”がある

人の行動は、「気づいたらすぐ変わる」という単純なものではありません。
このモデルでは、人が変化する過程を以下のように段階で捉えています。

これ、健康習慣やダイエットなどにも使われる理論ですが
組織や人材育成にもそのまま当てはまります。


🔸 研修現場でもよくある“ズレ”

たとえば、参加者がまだ「関心期」にいるのに
いきなり「実行」や「目標設定」を求めるとどうなるか?

→「それは優先順位が低いです」
→「まだちょっと難しいですね」

となってしまうのは当然です。

逆に、「準備期」に入っている人に対して
延々と「なぜ変わるべきか?」を説いても
→「それはもうわかってるんだけどな」と退屈に感じられることも。


🔹 アドベンチャーリンクがやっていること

私たちアドベンチャーリンクでは、研修設計にこのモデルを活かしています。
具体的には、以下のような設計を意識しています。

✔ ステージに応じた問いかけ


無関心期:「このままだとどうなると思いますか?」
関心期:「もし今変えるとしたら、どこからが良いと思いますか?」
準備期:「変えるとしたら、何が壁になりそうですか?」
実行期:「最初の一歩、どんな行動をとりましたか?」
維持期:「続けるために、どんな工夫ができそうですか?」

✔ グループワークの工夫

異なるステージの人が対話することで、気づきの幅を広げる
「行動している人のリアルな声」を共有する仕掛けをつくる

📌 知っておきたいポイント

✔ 変わるスピードは人によって違う
✔ 誰もが“無関心期”からスタートするとは限らない
✔ 本人のステージに合った問いや関わりが重要

つまり、「変われない」ではなく「まだその時期じゃない」だけかもしれないのです。


現場での応用ヒント

🔸 面談や1on1のときは「ステージ」を見極める質問を入れてみましょう。
🔸 会議では「行動している人」に発言してもらうことで、周囲の関心を高められます。
🔸 研修では「実行」よりも「準備期」に焦点を当てる方が行動定着率が上がるケースも。


🟧 まとめ

行動には5つのステージがある(無関心→関心→準備→実行→維持)
ステージを無視した“指導”や“研修”は空回りになりやすい
だからこそ、「問い方」や「関わり方」の設計が重要

アドベンチャーリンクでは
こうしたフレームワークを現場で使える形に落とし込んだ「実践型研修」を設計しています。

「学んで終わり」ではなく
「気づいて動き出す」まで伴走する。
それが、私たちのスタンスです。


📩 ご相談・お問い合わせはこちら
👉 https://adventure--link.com/contact
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