自分の殻を破った中学生

先日、年間で担当している中学生へのプログラムが終了しました。新型コロナウィルスの影響がなければ年10回で様々な活動を通して、人と人とがお互いに大切にする(尊重する)とは?ということを意識するきっかけの場を作り、学んだことを日常への生活を活かす。という狙いを持ったこのプログラム。
しかし、今年度はわずか3回。今までを知っている分、わずか3回でどのようなことを体験を通して伝えることができるのかとずっと悩んでいました。
そして、昨日そのプログラムが終了しました。最後に子どもたちに振り返りを記入してもらったのですが、その中にこのようなことが書かれていました。
「自分的には今回が1番話せていたと思う。話せたというよりも、自分の殻を破れたからいっぱい話せたと思う。」と
この生徒の殻を破ることを目的としてプログラムを進めたわけではありません。しかし、そういうふうに行動が変わったということが、そこにいた1人のファシリテーターとしては嬉しく思います。
なぜ、そうなったのか?
プログラムの詳細は書けませんが、そこにいた彼らの課題が「他力本願」だれかがしてくれるだろう、楽しませてくれるのはそちらでしょ?という雰囲気。
プログラム中に常に体験を通して伝えていたのは「楽しくするもつまらなくするの自分自身」「全員が話すことが大切だと君たちが感じているのであれば、そうするためにどうすればいいのかな?」ということ。
楽しいも1人1人で捉え方も違う。人数が増えれば、声の大きな人がいれば、言いたいことも言えなくなる。そんな中で「お互いにお互いが居心地よく過ごす」ためには自分たちそんな場を創っていくしかないんだよ。
これって大人の社会でも大切であり、難しいことでもあると思います。
そのようなことへ挑んで、殻を破った中学生がいる。この経験って、きっと彼にとっても、彼らにとっても貴重な学びだったのではないかなと思います。自分の行動1つで、一歩踏み出すことで、新しい自分に出会えることができることを伝えることができました。
ファシリテーター冥利に尽きます。
こんなことが起きるからこの仕事を辞めることができません。笑
さあ、これからも体験を通して学べる場を創っていきます。
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