参加者インタビュー:まちこみゅ 北村様

今回は、まちコミュ代表兼ラジオパーソナリティ・北村美和さんをお迎えし、インスタライブにてインタビューを行いました。アドベンチャー教育を用いた体験型研修を対面とオンライン、両方体験した経験を持つ北村さんに、体験者だからこそわかるアドベンチャー教育の魅力について伺いました。
自己紹介
北村以下K)今日はお誘いいただきありがとうございます。
前田以下M)美和さんとは京都にあるコワーキングオフィスで出会いました。美和さん自己紹介お願いできますか。
K)はい、北村美和と申します。コミュニティFMでラジオパーソナリティをするほか、地域の人たちを紹介するサイトの運営もしています。
M)美和さんとは、3か月ほど前まではちゃんと話したことがなかったですよね。それが、なぜか僕のプログラムを対面の体験会・オンライン体験会、両方体験してもらうことになって……。
K)「コワーキングオフィスにこんな人が新しく入ってきたよ」と教えてもらって、それでアポをとらせてもらいました。すごく柔らかい雰囲気の方だなというのを、ゴマちゃんという名前からも感じましたね。
M)そもそも最初のアポの段階で、アドベンチャーリンクという団体のスタッフトレーニングをする、という話になって、一般の方である美和さんに、スタッフの練習台として参加してもらえないかとお願いしたら快く来ていただいて……。
K)そうですね、自分の立ち位置がわかっていなかったんですが、でも前から行ってみたい場所での体験会だったので、参加しました。
体験してみて、、
M)体験会は、滋賀県にあるレジャー施設で開催しました。高さ8メートルに設置された遊具と、地上にある遊具などに取り組みながらチームビルディングを体感していくんですが、実際やってみてどうでしたか?5時間もの長丁場でしたが、その間に気持ちの変化はありましたか?
K)実は、道に迷って開始時間に遅れちゃったんです。最初は申し訳ない気持ちで緊張しながら皆さんの輪の中に入っていったので、正直不安でした。でも、普通に受け入れてくれて、すんなり馴染めたからよかったなぁと。一番大きい心境の変化は8メートルの高さの遊具を全部やりきったことかな。当初は怖くてできないだろうと思っていたんですが、みんなと一緒に励まし合いながら達成できたという喜びがものすごくあって。グループ内に一体感が出たなと感じましたね。それと同時に私自身「やればできるんだ」と心境の変化があったかな、と思います。
M)なるほど。地上での活動はどうでしたか?
K)後半、キーパンチという数字が書かれたパネルを順番に踏んでいくというアクティビティに取り組んだんですけど、これって一人じゃできないんですよね。みんなで協力する必要があるんです。初対面だったにも関わらず、1回目はこうだったけど、2回目はどうしようかという話合いが、一体感をもってできたのは印象的でした。
私自身、集団の中にいる自分に自信がないタイプなんです。でもそんな私でもここにいていいんだという雰囲気を感じました。
こけるほど夢中に。
M)そういえば、あの日のエピソードを一つ思い出しました!美和さん、キーパンチの時に思いっきりずっこけてたな、と。
K)そうそう。パネルを踏む時に、足がもつれてぶっとびながらこけるという(笑)。その時、「大丈夫?」とならず、その続きをやってくれたのがうれしかったです。
M)へー。なんでそう思ったの?
K)普通、転んだら「大丈夫」ってなって、アクティビティが中断してしまうじゃないですか。自分のせいで未達成になるくらいなら、私が転んでまでやったことを無駄にせずに、チームの人たちが続きをやり続けて、達成できたたことのほうが何よりもうれしかったんです。
M)最初は申し訳ないという気持ちだったのに、後半はそういう風に気持ちが変わっていったんですね。みんながみんなを受け入れよう、受け止めようという雰囲気はあったように感じます。高さ8メートルの遊具に挑戦したからこそですね。もう何がきてもみんなで乗り越えられるというか。
K)そうですね、そこは大きいですね。
オンラインでの体験
M)では話は変わりますが、オンラインのワークショップはどうでしたか?
K)1回目が対面での体験会だったので、オンラインではどうやるんだろう、1対1なら想像できるけど、大人数でやるのはイメージがつきませんでした。
M)10人いましたよね。
K)はい。オンラインだとラグも出るし、顔色わからないのも不安でした。でも始まってすぐにブレイクアウトルームに分かれて少人数でちょっとずつ話をさせてもらったのが良かったです。後半は全員での取り組む活動だったじゃないですか、ある程度関係性ができているとはいえ、最初はまごつきました。でも同じ活動を少しだけアレンジしたものを何度かやると、工夫が生まれるんですよね。オンラインならではの問題点、誰が喋ってるかわからないとか、順番決めをどうするとか、まとめ役は誰がやるのかとか、そういった点をオンラインの機能を駆使しながらみんなで解決していくというのがオンラインならではでしたね。
M)なるほど。
K)全員でやる活動を二つしたのですが、実は前半のアクティビティはしんどかったです。
発言したいのにできなかったんですよ。みんなの指示に従うほうに徹していました。前半のアクティビティはそれでも達成できたけど、後半のアクティビティは全員の情報を出し合わないとできないものだったので、何も発しないということができないんです。だから、最終的には全員でまとまって、いいところまでいったんですよね。完璧には達成できなかったけど。
M)そうか、美和さんの時は未達成でしたね。
K)できなかったからこそ、ここをこう解釈したのがいけなかったなという反省をみんなですることができて、最終的にはすごい一体感がありましたね。体験会が終了してからも、こうしたほうがよかったんじゃないかという振り返りが起こったりもしましたしね。未達成だったからこそ、いろんな発言が出てきたのかな、とも思いました。
M)終わった後も、延長してけっこうお喋りしましたよね。対面、オンラインそれぞれの良さがあると思うんですが、その辺はどう思いますか?
K)そうですね、やっぱりいろんな人の顔や姿、しぐさが見えている対面のほうが心に残る情報量が多い分、記憶に残る気がします。画面上だとどうしてもその人の顔の情報しか残らないな、と。オンラインのほうがその場だけで終わっちゃう可能性が高いのかな、と。
M)確かにそうですね。対面だと終わってから駅に一緒に向かうとか、一緒の車で帰るとか、アフターの会話があるけど、オンラインは難しいですよね。僕がオンラインで気を付けていることはアフターで話すようなことを、ワークショップに盛り込みたいと思っていて。オンラインの方が、参加者の各々の価値観が垣間見えるような仕掛けを丁寧につくろうと心がけています。
K)なるほど。確かにそういう配慮はありましたね。少人数に分かれて、一人ひとりが話す時間をしっかり作ってくれたのは丁寧さを感じましたね。そういえばブレイクアウトルームに分かれてやるアクティビティの中で面白いなと思ったのが、鬼ごっこでした。鬼が自分の部屋に来たらじゃんけんをして、負けたら他の部屋にいくというルールなんですけど、いつ鬼が来て、いつ会話が中断してしまうかわからないから、話したいことは真っ先に話さなきゃ、すぐに本題に入りたいという思いがありました。なので、形式的なことを話す機会が減ったような気がします。
M)へー、それはおもしろい発見ですね。
では最後に、アドベンチャー教育プログラムはどんな人に体験してほしいと思いますか?
K)以前学童で働いていたこともあり、子どもたちに向いていると思いました。多学年だと価値観や身体能力が違うので、その中でうまくやっていくのって意外と難しいんです。集団に入っていくのが難しい子もいます。そういう子らに、いい環境をつくるいい機会だな、と思いました。
大人に関していうと、会社のグループに向いているんじゃないかと思います。大きい集団ではなく、普段仕事を一緒にしているような間柄の集団ですね。お互いにプライベートな部分や個性を見せ合える機会があるのはいいんじゃないでしょうか。
M)なるほど。では最後に、北村さんが運営しているサイトの宣伝をどうぞ。
K)「まちコミュ」というサイトを運営しています。私が滋賀在住なので滋賀中心なのですが、いろんな地域で頑張っている人を応援したいなと思っています。映像を使ったコンテンツつくること得意分野なので、それを活かした情報発信もしていきたい、と思っています。
「まちコミュ」で検索してもらったらホームページでてきますので、よかったら覗いてみてください。
M)はーい、僕も掲載されているのでぜひ見てもらったらと思います。今日はありがとうございました。
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