体験型研修がなぜ有効なのか?

体験型研修がなぜ有効なのか?

研修業界の中には多くの種類・分野の研修があります。
・階層(新入社員・中堅社員・幹部層・内定者など)
・テーマ(チーム作り、マナー、業務改善、組織活性化、労務関係など)
・期間・場所(時間単位、宿泊型。社内、社外)
・方法や手法(対面型、体験型、座学型。OJT、オンライン、動画視聴など)

アドベンチャーリンクはアドベンチャー教育を用いた体験型研修を推奨しています。
それはなぜか?
私たちは、実際に身体も頭も心も使った体験型研修で得られる学びが有効であること。また、体験型研修で得た学びが座学研修に比べて、学びの持続率が高いからです。
では、体験型研修でどのようなことを学べるのか説明していきたいと思います。

体験型研修が他の研修よりも有効な点
①体験から学ぶプロセス

アドベンチャーリンクの体験型研修はアドベンチャー教育の考え方を元にデザインしています。
子ども対象のプログラム時には
「心がドキドキワクワクする体験を通して、自分や友達、クラスの新しい一面を探してみない?そして、それを普段の生活でも活かせるようにしてみない?」
と話してからスタートします。

チーム全員で協力しなければ達成できない課題体験。また、怖い・苦手と思っているに、メンバーの力を借りて一歩踏み出すチャレンジ体験。自分も他者も互いに大切にしあえる信頼関係体験。
目的に合わせて様々な体験の場を提供しています。そして、それらの体験の中で、自身の感情が動く瞬間があります。
なぜ?どうして?今の体験を通して、自分の感情が動いたのだろうか?
振り返りの中で深掘りしていきます。
課題を体験して、その体験で心が動いたことに気づき、その気づきを概念化し、その概念化したものが自身の学びとなり、日常での行動を変容していく。
(※下記の図、体験学習サイクル参照)

座学研修やオンライン研修ではこのサイクルを作ることが非常に難しいです。
そのため、体験から得た気づきを学びに変え、それを実社会に活かすことができる体験型研修は他の研修スタイルより優れているといえるでしょう。

体験型研修が他の研修よりも有効な点
②参加者のありのままの姿をみることができる

参加者の皆様は体験型研修が進むにつれて、夢中になっていきます。
その時、どうなっていくのかというと、「嘘偽りのないありのままの姿」が現れます。
例えば、客観的に活動を観察している人事の方や学校の先生方は、
「普段目立たないけど、意外とリーダーシップを発揮していた」
「あの人は普段物静かだが、本質を見る鋭い視点を持っていることが分かった」
など、普段の日常では見えていない一面が体験を通して出てくることがあります。

多く研修の中で、受講中いくらワークをしていて、参加者のありのままの姿が出てくることは中々ありません。
それはなぜか?
多くの研修が、会社での業務効率のUPや知識伝達やスキルUPを目的としているからでしょう。
アドベンチャーリンクの体験型研修も目的は、参加者1人1人が研修の中で得た学びを日常で活かせること。行動変容が目的です。
チームビルディングの研修で、チームをよくするためのスキルや理論を教わっても使えなければ意味がありません。また、そのスキルや理論を使ってチームがどうなるのか体験していなければ、使い勝手も想像できません。
ですが、真の行動変容を起こすためには、心の奥底から「変わりたい」と思えたり、「変わらねば」という想いが参加者自身になければ難しいです。そのために、ありのままの姿になることが必要なのです。
自分にも他者にもチームにも心の防具を脱いだ自分で向き合うことにより、変化が現れるのです。

以上、体験型研修がなぜ、有効なのかを説明してきました。
有効なことばかりを説明してきましたが、もちろんデメリットも存在します。
また、座学研修やオンライン研修でのメリットもあります。
しかしながら、本当に参加者1人1人に心から変わりたいと思わせる研修を望まれる方は「体験型研修」をお勧めします。

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