スタッフインタビュー:つっちー

アドベンチャーリンク創業時から携わってくれているファシリテーターのつっちー。
体験型研修の講師としてやアドベンチャーリンクのファシリテータートレーニングにも関わってもらっています。
ファシリテーターとしても10年目を迎え、いつ会っても「自分らしい」辻内つっちー。彼のファシリテーター感に迫ってみました。

アドベンチャーリンクとの出会いは?
代表の前田ゴマちゃんとは3年前に東京で行われたワークショップで会いました。
実はその時は会った記憶はなかったけど、ふいにゴマちゃんが主催するイベントをSNS上で発見し、それに参加したところからのスタートでした。
その後にアドベンチャーリンクのワークショップや、学校対象のプログラムでファシリテーターをさせて頂いています。
アドベンチャー教育に出会った(始めた)経緯は?
過去に通信制の学校に勤めていました。そこは不登校や校則に馴染めなかった生徒が多く通う学校でした。
年度に1回4泊5日のスクーリングがあり、教師と生徒・生徒と生徒の人間関係作りにアドベンチャー教育を用いた学校プログラムを提供していました。
そこで教員としてというよりファシリテーターとして生徒と関わった事が始まりだと思うので、10年はファシリテーターをやっていることになりますね。
ちなみにアドベンチャー教育とはこちらで説明しています
アドベンチャー教育とは? | アドベンチャーリンク (adventure–link.com)
先生たちはどのようにアドベンチャー教育を学んでいたのですか?
当時、学校に講師としてきていたアドバイザーの方が、教職員に向けてアドベンチャー教育の研修をしてくださっていました。
まずは自分自身が体験者としてアドベンチャー教育を体験し、そこから理解を深め、スクーリングに来た生徒に実際に提供すると言う流れでした。
1回目のファシリテーターはどうだったのですか?
ガチガチでした。やらないといけない事、マニュアルを追っているという感じ。その場には辻内達也はいなかった!というイメージです。
5クラスあって、全クラス共通のプログラムが決まっていて、やることを「こなす」ということでいっぱいだった。
他教員との振り返りの時、「硬かった」「普段のつっちーではなかった」と言われました。
そう言われてショックでした!自分の中ではもっとできたと思っていたけど、そうではなかったのかな〜と思ったので。
自分と周りの先生たちとの間にズレがあったんですね。
ですが、僕自身は失敗したという感触ではなくて、楽しかったなーという気持ちでした。今思えば、何が出来たのかも分からないですが…笑


アドベンチャー教育を始めた頃を、振り返ってみてどうですか?
改めて振り返り出してみると、デビュー当時は苦労した、疲れたという思い出が蘇ります。どこがというより、必死だったというイメージが思い出されます。
けど、ある程度良いクラスができていたとは思います。良いクラスを作りにいっていたとも思います。
そういうクラスになるように誘導してたのかなと今となっては思います。
そうなれるように必要以上にエネルギーや労力を使っていたのだと思います。それが必死だったというイメージに繋がっているのかなと。
今考えると、この時目指していた「良いクラス」って…僕にとってとか、周りから見てとかなんでしょうね。
でも、今は必死じゃないですね!必死にやっていないという事ではなくて、良い意味で余裕を持ってその場に居れています。
なるほど。。。インタビューの中に「辻内達也がそこにいなかった」とありましたが、それはどういう意味ですか?
これはファシリテーターとして大切にしていることにも繋がりますが、飾らない自分でそこにいることを大切にしています。むしろそれだけを大切にしていると言えるかもしれないぐらい…笑
それが自分の自己開示だと考えているし、それが参加者の自己開示にも繋がると思っています。なのでアドベンチャー教育を始めた頃は「ありのままの辻内達也」ではなく、偽った自分、先生としての辻内達也だったと思います。
ファシリテーターだからこの言葉を言う・このふるまいをするではダメだと考えています。立場でなく、僕として思ったことを伝えることを大切にしています。面白いことは面白いし、面白くないことはには面白くないと伝える。笑
実際に、飾っても良い事はなかったと思います。先生っぽいこと言っても届かないなと感じています。先生だから言っている言葉は通じない。それは対生徒だけでなく、対大人や対部下でも同じだと思っています。
ファシリテーターの魅力ってなんだと思いますか?
ひとり立ちしていく個人やチームの瞬間に立ち会えることですかね。
プログラム中にそこまで行けなくても、目に見える変化がなくても
体験者の方たちにとっては前に進むきっかけにはなっていると思うんです。
その変わっていく瞬間に立ち会える事が魅力だと思います。あと、「教える」のではないという事ですかね。
「教える」のではないというのは?
ファシリテーターは「こうして下さい」や「こうした方が上手くいきますよ」などの指導や助言はしません。
参加者の方たちがどうしたいのか、そうするためには何が必要なのかを決めて行動していきます。
教えるのではなく、本人たちが気付く場を提供することが面白みになっていると考えています。
アドベンチャーリンクはつっちーにとってどんな場所?
飾らない自分でいれている場所。登録ファシリテーターという立場というだからこそ、自分がやりたい・いたいスタイルで働ける場所。
ファシリテーターを目指す人へ
飾らずにやってみてください。あなたのままのでいてください。
(20210106 インタビュー:前田ゴマ)
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