「なぜやるのか?」

「なぜやるのか?」

 私は書店に行くのが好きである。最近、よく確認するのが、ビジネス関係のノウハウ本。「○○するだけで売り上げがUP」などビジネス系といえど、ウェブ、マーケティング、マインドセットなど多くの分野の本が並べらています。
 1つ言いたいのは自己啓発本はめったに買わない。最近買ったのは、見えやすくなるデザインのコツ。なぜ、よく確認するのかというと、本のタイトルを見るためである。あの短い中に、人の興味を引き付けるワードを散りばめ、購買意欲を高める。それを考えられるってすごいなと思います。
 私はどんなフレーズが興味を引き付けるのかを学ぶために書店をぶらぶらしています。

 以前アイスブレイク講座でもやりましたが、アイスブレイクってネット検索すると、ゲーム集ばかり出てきます。「これをやれば10秒でアイスブレイク」など何をすればいいのか、という情報が多いです。
 ですが、どちらかというと「なぜやるのか?」の方が大切なのかなと思っています。私自身、野外教育の業界にいました。その中で、よく聞くのが「子どもの時にキャンプが楽しかったから」「子どもたちに野外での体験してほしいから」と言って、子ども向けのキャンプ団体を立ち上げる方や子ども向けのイベントを立ち上げる方が多いように感じます。その志を否定するつもりはまったくありません。 
 ですが、よく考えてほしいのは「なぜ、それをやるのか?」「それをやって対象に何を伝えたいのか?」

 キャンプの体験は、非日常空間の中で友達と協力しないとできないことも多くあります。その大変さや大切さを伝えたいから仕事としてする。
 また、サッカーが好きだからサッカーを教えるのではなく、サッカーを通して対象に何か伝えたいことがあるからサッカーを子どもたちに教えている、ということの方が大切なのではないかなと思います。

 私がこのアドベンチャー教育を使って研修事業をしているのは、アドベンチャー教育に魅了されているからだと思います。でも、それだけではありません。(と思いたい。。。)
 アドベンチャー教育はツールでしかないと思っています。アドベンチャー教育で私が伝えたいことは、目の前のあなたがあなたらしく生きていいんですよ!ということ。
 そのために、自分も他者も大切にしてみませんか? 1歩踏み出してみませんか? それもあなたが決めていいんですよ。もっと1人1人が過ごしやすいチームになれば、成果にもつながるんじゃないですか?
みたいなこと。

ですが、お金とかも考えれば、想いや理念だけでは生きていけないことも事実。
そんな中で自分はどうしていきたいんだろうと、さらに悩みます。

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